旅行者の朝食
という缶詰がソ連にあったそうです。
その名前が出る小咄が始まっただけで、ロシア人は笑いころげるほど、マズイので有名らしいです。
ロシアは小咄の宝庫だそうで…その旅行者の朝食の缶詰を皮肉った小咄がいくつかあります
ある男が森の中で熊に出くわした。熊はさっそく男に質問する。
「お前さん、何者だい?」
「わたしは、旅行者ですが」
「いや、旅行者はこのオレさまだ、お前さんは、旅行者の朝食だよ」
密林探訪ツアーの初日、さっそく参加者からクレームがついた。
「募集パンフレットには、朝食付きとあったのに、どういうことです!」
「そうだ、そうだ、腹ぺこだ。こりゃ詐欺じゃないか!」
ところが怒れる参加者一同を前にして、ガイドは落ち着き払って次のように告げた。
「皆さん、森の中のあちこちに木の実や茸が隠れています。小川の清流にはイワナが、木陰には獣たちが潜んでいるではありませんか。密林こそ、旅行者の朝食の宝庫なのです。」
「日本の商社が旅行者の朝食を大量にわが国から買い付けるらしいぜ」
「まさか!あんなまずいもん、ロシア人以外で食える国民がいるのかね」
「いや、何でも、缶詰の中身じゃなくて、缶に使われているブリキの品質が結構上等だっていうらしいんだ」
旅行者の朝食。
この程度で爆笑できるなんて…どんだけマズイ缶詰なのか気になります。
そんな、ロシアの食、日本の食、とにかく食についてのエッセイ
『旅行者の朝食』米原万里/著
一番気になったのは、ハルウ゛ァというお菓子。
ヌガーみたいなお菓子らしいのですが、噛み砕くほどにナッツや蜜や神秘的な香辛料の味が出てきて混じり合う…
ああああぁ……
食べてみたい。
著者本人でさえ、本当に美味しいハルウ゛ァとは2度しか出会っていないそうなので、私には一生出会えないかも…
でもいつか、食べられたらいいなって思います。
その名前が出る小咄が始まっただけで、ロシア人は笑いころげるほど、マズイので有名らしいです。
ロシアは小咄の宝庫だそうで…その旅行者の朝食の缶詰を皮肉った小咄がいくつかあります
ある男が森の中で熊に出くわした。熊はさっそく男に質問する。
「お前さん、何者だい?」
「わたしは、旅行者ですが」
「いや、旅行者はこのオレさまだ、お前さんは、旅行者の朝食だよ」
密林探訪ツアーの初日、さっそく参加者からクレームがついた。
「募集パンフレットには、朝食付きとあったのに、どういうことです!」
「そうだ、そうだ、腹ぺこだ。こりゃ詐欺じゃないか!」
ところが怒れる参加者一同を前にして、ガイドは落ち着き払って次のように告げた。
「皆さん、森の中のあちこちに木の実や茸が隠れています。小川の清流にはイワナが、木陰には獣たちが潜んでいるではありませんか。密林こそ、旅行者の朝食の宝庫なのです。」
「日本の商社が旅行者の朝食を大量にわが国から買い付けるらしいぜ」
「まさか!あんなまずいもん、ロシア人以外で食える国民がいるのかね」
「いや、何でも、缶詰の中身じゃなくて、缶に使われているブリキの品質が結構上等だっていうらしいんだ」
旅行者の朝食。
この程度で爆笑できるなんて…どんだけマズイ缶詰なのか気になります。
そんな、ロシアの食、日本の食、とにかく食についてのエッセイ
『旅行者の朝食』米原万里/著
一番気になったのは、ハルウ゛ァというお菓子。
ヌガーみたいなお菓子らしいのですが、噛み砕くほどにナッツや蜜や神秘的な香辛料の味が出てきて混じり合う…
ああああぁ……
食べてみたい。
著者本人でさえ、本当に美味しいハルウ゛ァとは2度しか出会っていないそうなので、私には一生出会えないかも…
でもいつか、食べられたらいいなって思います。
by kame-green-life
| 2008-02-04 23:50
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