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趣味は食べることと寝ることです

ハードなミステリーと安楽椅子的推理小説(当社比ですが無駄に長い記事です

とりあえず読んでます。亀です。

二週間後には引っ越しなので、いい加減準備をしに岡山に戻らなくてわ…と思っているのですが…
まぁ、とりあえず今は読んでますwww
先のばしは良くないですけどね…www


ハードなミステリーの方
以前、友人Mから歌野晶午の『葉桜の季節に君を想うということ』を勧められました
ので、読もうと思ったのですか、生憎、図書館では貸出中。
仕方ないので、同じ歌野晶午の『魔王城殺人事件』と女王様と私』を借りて読んでみました
いやぁ~
ハードでしたわ~
面白かったですよ、私的には。ファニーでなくインタレスティングの意味ですけどねwww
2冊どっちとも、なかなかハード…
読んだ後で続けて他の本を読めなくなる読了感です。
他の本を読もうとしても、歌野を引きずってて別の世界観に入っていけなくなってしまいました
だって、今回は魔王城の方を先に読んでたんですが、魔王城を読み終ってから何日か別の本読めませんでしたから…
やっと昨日、女王様と私を読めました(単なる気分の問題かもしれないけどwww


魔王城殺人事件
歌野 晶午 / / 講談社
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本のなかみについて…は…
魔王城は、講談社ミステリーランドのなので、一応、子供向けです
少年探偵団みたいな話で、謎も簡単だしね
でもラストで、子供でも自分のしたことの責任はきちんととらなくてはいけないというのは、ちょっと大人向けの書き方だなって思いました
本当に子供向けなら、怒られずに事件解決を表彰されて終りでしょうからね

女王様と私
歌野 晶午 / / 角川書店
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『女王様と私』は…
44歳ロリコンで無職のパラサイト野郎が殺人事件に関わる話…
…なんですが……そのロリ男の妄想が…ヤバい…壮大すぎ…
すげえヘビーな感じでした…
これは、最後の引っくり返し方には背筋がゾクゾクしました
凄いですね、しばらく何処まで戻ったのか分からなくてパニクりましたよwww(関係ないけどパニクりとフニクリフニクラって似てる)
凄いけど、2度は読みたくないですね、読むと疲れるから

登場人物なんですが、ウザい主役とかヒロインとか全てほっぽって、
脇役の三笠大雅に惚れましたwww
ハードボイルドを気取る探偵の父を持ち、自身は父親を反面教師として育って、裏世界にも通じる情報通。
21歳のイケメンのくせして、デブ専のホモ。
その、マシンガンな喋りと軽ーいノリが素敵過ぎです!
ちょこっと出てきて主人公犯して、んで後で警察から逃げてきた主人公を助けて匿ってるところを、何者かに殺されちゃう可哀想な役なのですがね…
この人で一冊探偵小説書いて欲しいとか思っちゃいます。
ホントいいキャラしてるんですよwww


巻末の作者紹介を見て気付いたんですが、私、前にも歌野晶午の本を読んでました
しかも、借りてでなく買って…もっと覚えとけよ、って感じですね
ブードゥー・チャイルド
歌野 晶午 / / 角川書店
ISBN : 4048731238
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『ブードゥーチャイルド』確か、この本もけっこう話題になったんですよね…
内容がかなりハードで…宗教とか社会とか…スプラッタぎみでもある…
初めて読んだのは、確か中学の時でしたかね、かなり衝撃を受けました
生命倫理の問題も入ってましたし
思い出してみると、そう言えば、どことなく、端々の口調が似てる気もする
なんでそんな曖昧かって、とりあげる社会問題に合わせて、文章の雰囲気がガラリとかわってるからです。
その雰囲気づくりの技術は凄いと思います。
だって、読んでも同じ人だって全く気付かなかった…
3冊読んだので、何となくの雰囲気は掴めるようになりましたけどね…
…でも、実は違う作者だって言われたら、違和感なく信じちゃう気がする

『葉桜の季節~』も読みたいですけど、『世界の終わり、あるいは始まり』も読もうと思います。
販促かもしれませんが、ブードゥーと世界の終わりと葉桜で三部作になるとか言われてるらしいので…
あと、三笠大雅の方も念のため探してみようと思います。
万が一、何かの間違いで探偵小説が出てないかどうか…
絶対に出てない気がしますけどねwww



ミミズクとオリーブ
芦原 すなお / / 東京創元社
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安楽椅子探偵の方
『ミミズクとオリーブ』芦原すなお
時代は…現代…ではないはず。ワープロとか着物とか出てるし。たぶん、出版当時の'94年くらいかと…
小説家の旦那と美人の奥方が主役で、旦那の友人から色々と事件が舞い込み、奥方が見事それを解決する
っていう、定番といえば定番な…
トリックもそれほど奇抜なわけでもないし…でも、推理としては楽しめましたよ!
この小説は、何より、空気が良いんでしょうね、奥方が纏っている空気が。やわらかくてふんわりした感じなんだけど、でも引き締まってる感じが。
奥方は、カンがよくて、気が利いて、料理が上手で…
しとやかで控えめなんだけど、でも女から見ると粋な感じがしてカッコイイと思いました
それに、料理上手な奥方のつくる料理の並ぶ食卓の描写と、食べた旦那の一人称での語りが…
あああ…胃袋を刺激される小説って良いですよね!
たかが文章でも、食欲だろうが性欲だろうが人の欲求を駆り立てる文は、より多くの人に支持されると思うんです。
だから私、鯨統一郎とか好きなんですけどねwww
この本はイイ!ツボりました!
前に芦原すなおの何か読んだときには、微妙とか思ったんですが(何を読んだかすら覚えてないよ!?)
ミミズクとオリーブは良かったです!文庫で買おうかと思うくらい…
また、読んでから買う病が…www


はふぅ
ずいぶん書きましたね
いつもの3倍くらいはあると思います。
携帯でこんな長い更新は初めてですよ
ちゃんと全部載るか心配ですが…まあ、なんとかなるでしょwww
途中で切れてたらごめんなさい(最後に書いたんじゃ意味ないよ



by kame-green-life | 2007-02-28 08:53 | 感想
何年たってもテーマの定まらないブログですみません(´д`)主に趣味の日常をつづっています
by kame-green-life
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